裏社会漫画『うなぎ鬼』の正直レビュー【あらすじと感想】

漫画を買ったりレンタルする前は必ず誰かのレビューを読んでからにしているので、僕も誰かのために漫画レビューします!今回レビューするのはホラーサスペンス漫画をお探しの方にオススメの『うなぎ鬼』!

あるシーンを見たら「あっ見た事ある!」と言う人もいるんじゃないでしょうか?!それくらい一時期、よくWEB広告でこの漫画が表示されていました(笑)

では早速、まだ読んだことがない方のために『うなぎ鬼』のあらすじ・登場人物紹介と作品レビューを始めます!

『うなぎ鬼』の詳細・あらすじ


©高田侑/落合裕介/少年画報社

作者作 - 高田侑
画 - 落合裕介
巻数全3巻(完)
期間2014〜2015年
連載ヤングキング
出版少年画報社

借金で苦しんでいた主人公・倉見勝は、ガタイの大きさを気に入って借金の肩代わりをしてくれた千脇公一のもとで裏稼業に励むことに。

ある日、倉見と同僚の冨田は、何が入っているのか分からない50~60キロのコンテナを黒牟駅近くのマルヨシ水産に運ぶだけで15万円出すという仕事を千脇から頼まれる。

コンテナの中身は何なのか。マルヨシ水産で働く従業員や黒牟に住む人たちは一体何者なのか…。

『うなぎ鬼』の登場人物

倉見勝


©高田侑/落合裕介/少年画報社

本作の主人公。120万の借金を肩代わりしてくれた千脇の「千脇エンタープライズ」で売掛金の回収担当として働く。体は大きいが肝は異常なほど小さいので、貫禄をつけるために眉なしスキンヘッドにさせられる。

実は、綺麗な奥さんがいる。

千脇公一


©高田侑/落合裕介/少年画報社

「千脇エンタープライズ」の社長で、倉見や富田など借金で苦しんでいる者を拾い、会社で働かせる。面倒見はいいが底が知れず、裏でどんな事を行っているかは従業員にも分からない。

メインの舞台となる黒牟出身。

富田


©高田侑/落合裕介/少年画報社

「千脇エンタープライズ」の従業員。千脇社長曰く天性のコマシで、その能力をフルに使い、売掛金の回収とは別でデリヘル「マハロ」を運営している。

元キャバクラの雇われ店長で、店から400万持ち逃げて捕まった所を千脇社長に救われ、今に至る。

秀さん


©高田侑/落合裕介/少年画報社

黒牟駅にある「マルヨシ水産」の従業員。

仕事中の事故で顔に火傷を負ったことで、当時4歳の娘に怖がられてしまい、酒浸りの日々を送った過去がある。

ミキ


©高田侑/落合裕介/少年画報社

富田が運営するデリヘル「マハロ」で働くことになった女子。

ドライバーとして手伝いに来たスキンヘッドに眉なしサングラスの倉見を見るなり「かっこいい」と言ってしまい、周囲を驚かせる。

『うなぎ鬼』のレビュー・感想・魅力

2003年に『裂けた瞳』で第4回ホラーサスペンス大賞を受賞した高田侑先生の小説『うなぎ鬼』が原作なだけあって、たった3巻で終わったとは思えないほど中身が濃厚!

最初から最後まで息をつかせない展開が目白押しで、全く中だるみせずに読めますよ!

ちなみに、この漫画を読んで魅力的だなと思った所は特に下記の二点でした。

  1. 世界観をうまく表現した不気味な絵
  2. 丁寧に描かれた主人公の心理描写

世界観をうまく表現した不気味な絵


©高田侑/落合裕介/少年画報社

そもそも小説の時点で不気味さは十二分に感じることができる作品なのですが、原作の内容に負けない『うなぎ鬼』の世界観を見事に表現した絵にも惹かれましたね!

きっとインパクトありすぎる一巻の表紙(主人公・倉見の真顔)が気になって、ジャケ買いした人も多いんじゃないでしょうか(笑)

丁寧に描かれた主人公の心理描写


©高田侑/落合裕介/少年画報社

主人公の倉見には大なり小なり色々なことが起こるのですが、心理描写が丁寧なので、彼の全ての行動や考えに納得してしまうんです。

体は大きいのに気が弱いという設定が、常に活きていましたね。

『うなぎ鬼』のまとめ

ホラーサスペンス漫画『うなぎ鬼』のあらすじ・登場人物紹介と作品レビューをしましたが、いかがでしたでしょうか?

もしこの記事で興味を持って、作品を読んだら、Twitter(@emoyan_stone)からでも感想を頂けたら嬉しいです!

うなぎ鬼

作者作 - 高田侑
画 - 落合裕介
巻数全3巻(完)
期間2014〜2015年

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