不良漫画『ランブル・フィスト』の正直レビュー【あらすじと感想】

漫画を買ったりレンタルする前は必ず誰かのレビューを読んでからにしているので、僕も誰かのために漫画レビューします!今回レビューするのはヤンキー格闘漫画をお探しの方にオススメの『ランブル・フィスト』!

1巻の表紙を見て空手漫画と思っていたのですが、中身を読むとガッツリ熱い不良漫画でした(格闘漫画としても面白いですけど)!

では早速、まだ読んだことがない方のために『ランブル・フィスト』のあらすじ・登場人物紹介と作品レビューを始めます!

『ランブル・フィスト』の詳細・あらすじ


©野部優美/秋田書店

作者野部優美
巻数全5巻(完)
期間2016〜2017年
連載月刊少年チャンピオン
出版秋田書店

親友の剛汰と、幼少期から共に空手の練習をしてきた主人公・阿部克己。

数々の空手大会で入賞してきた剛汰だったが、病の影響で「空手生活最後」と決めた大会で、卑怯な手を使われて惜敗してしまう。

克己は、剛汰の敵を討つために最強のカリスマ「羽生大士」が運営する空手道場の門を叩くが、いきなり抗争に巻き込まれ…。

『ランブル・フィスト』の登場人物

阿部 克己


©野部優美/秋田書店

本作の主人公。尊厳を傷つけられた親友・剛汰の敵を取るために、「羽生道場」の門を叩く。

空手の実力は他の道場生には及ばないが、底知れぬスタミナと根性を持ち、一目置かれる。

高松 剛汰


©野部優美/秋田書店

克己の親友。幼少期から空手の大会で入賞してきた実力者だが、スターガルド病に罹り視力が落ちてしまう。

最後と決めて出場した大会で相手の卑劣な手段で惨敗。その後、克己の前から姿を消していたが…。

羽生 大士


©野部優美/秋田書店

超武闘派空手道場「羽生道場」の道場長で、新砡高校に通う高校生。

近隣の不良たちから因縁をつけられる事もあるが、連戦連勝負け知らず。周りからは「狂狼」と呼び恐れられている。

林 健一


©野部優美/秋田書店

中国残留孤児二世を中心に結成された、関東最大の不良集団「戦士」の武闘隊隊長。

関東と東北の玄関口となる、羽生が住む街を狙う。

王 龍炎


©野部優美/秋田書店

不良集団「戦士」の元トップで、2000人近くいる不良を圧倒的な強さとカリスマ性で束ねていた。

羽生の人生にも大きく関わっている人物。

『ランブル・フィスト』のレビュー・感想・魅力

登場人物がほぼ空手家なので格闘漫画好きにもオススメ!それ以上に、羽生大士の過去エピソードや中国の不良チームとの抗争がヤンキー漫画好きにはたまらないので、ヤンキー漫画好きにはもっとオススメ(笑)

20巻以上は余裕で出せたんじゃないかと思えるほど話は面白いしキャラも素敵なので、たった5巻で終わっているのが不思議ですね。もっともっと描いて欲しかった…。

ちなみに、この漫画を読んで魅力的だなと思った所は特に下記の二点でした。

  1. ど迫力の喧嘩シーン
  2. 羽生と中国人不良チームの因縁

ど迫力の喧嘩シーン


©野部優美/秋田書店

格闘漫画『空手婆娑羅伝 銀二』や『真・餓狼伝』でもそうでしたが、作者の野部先生が描く喧嘩描写が迫力抜群!

漫画的な派手さはもちろん加えてはいると思うのですが、野部先生だからこそガチな迫力が出せるんだろうなぁと思います(写真を見たらわかると思うんですけど、野部先生はこの漫画に出てても違和感ないほど本気で強そうなんですw)。

羽生と中国人不良チームの因縁


©野部優美/秋田書店

主人公の成長物語も楽しめるのですがそれ以上に、この漫画の真の主人公と言っても差し支えない羽生と中国人不良チーム「戦士」との因縁、そして抗争にテンションが上がります!

特にカリスマ・王龍炎兄貴が出てくる、若き日の羽生の暴れっぷりとイかれ具合が最高で、ここだけでもスピンオフで描いて欲しいくらい面白いです!

『ランブル・フィスト』のまとめ

ヤンキー格闘漫画『ランブル・フィスト』のあらすじ・登場人物紹介と作品レビューをしましたが、いかがでしたでしょうか?

もしこの記事で興味を持って、作品を読んだら、Twitter(@emoyan_stone)からでも感想を頂けたら嬉しいです!

ランブル・フィスト

作者野部優美
巻数全5巻(完)
期間2016〜2017年
出版秋田書店

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