元ヤンだろうが元ヤンじゃなかろうが、何歳になってもついつい男が読んでしまう漫画のジャンルといえば不良・ヤンキー漫画。
この記事では数々の不良漫画を読んできた僕が、よくある人気ランキングとは関係なく「喧嘩シーンが激アツ」「ギャグが面白い」「伝説」にカテゴリー分けして、ひたすらおすすめの不良漫画を紹介していきます。
超絶オススメ
- ナンバMG5 / ナンバデッドエンド ←喧嘩が激アツ
- サムライソルジャー ←喧嘩が激アツ
- Gメン ←ギャグ
- 香取センパイ ←ギャグ
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目次
喧嘩シーンが激アツな不良・ヤンキー漫画のおすすめ14作品
ナンバMG5 / ナンバデッドエンド
作者 | 小沢としお |
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巻数 | MG5 - 全18巻 デッドエンド - 全15巻 |
期間 | 2005〜2011年 |
出版 | 秋田書店 |
ヤンキーとシャバ僧の二足の草鞋!笑えて泣けて興奮できる
千葉最強だった父、元レディースの母、関東最強の兄をもち、家族全員に全国制覇の夢を託された難破家の次男「難破剛」が主人公。
そんな彼が喧嘩の日々に嫌気がさして家族に内緒で真面目な高校に通い出す・・・という逆高校デビュー漫画です。
©小沢としお/秋田書店
しかし入学早々、同級生を助ける為に特攻服とマスクで正体を隠してヤンキーをぶちのめしてしまった事がきっかけで、不良たちから狙われることに。
なのでしっかりと喧嘩シーン満載なのですが、独特のギャグセンスを持った小沢先生の作品なだけあって笑える所がとにかく多く、ギャグ漫画好きにもおすすめ(ナンバデッドエンドは、反対にシリアスで泣けます)!
ナンバMG5を読む
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サムライソルジャー
作者 | 山本隆一郎 |
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巻数 | 全27巻(完) |
期間 | 2008〜2014年 |
出版 | 集英社 |
冗談抜きで全キャラが魅力的!故に全喧嘩が面白い
最強の不良集団「ZERO」の元メンバーで、圧倒的な強さから「渋谷の凶竜」と恐れられた伝説の男「藤村新太郎」。
ある出来事をきっかけに一線を退いた藤村が、渋谷統一を目指す「ZERO」の暴走を止めるために、たった1人でギャングの抗争に身を投じる物語です。
©山本隆一郎/集英社
圧倒的に強い主人公・藤村の暴れっぷりを見ているだけでもいいのですが、藤村以外の喧嘩もメチャクチャ熱く、美玉中での「藤村チーム」対「渋谷連合」の戦いは最高に面白いので、ここは絶対に観ておくべきですね!
「GOLD」や「元ヤン」など、ヤンキー漫画でスマッシュヒットを飛ばす山本先生の作品なだけあって、主人公側のキャラはもちろん、敵対するチームの男たち一人一人のバックグラウンドも丁寧に描かれています。
サムライソルジャーを読む
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東京卍リベンジャーズ
作者 | 和久井健 |
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巻数 | 31巻 |
期間 | 2017〜2022年 |
出版 | 講談社 |
不良漫画にとどまらない!今最も続きが気になる漫画ナンバーワン
中学時代の彼女が悪党連合「東京卍會」に殺されたことを知った後、突然12年前の中学時代にタイムリープした、冴えないフリーター花垣タケミチ。
彼女の死を防ぐために、タケミチが過去と現在を行き来して奮闘する、新感覚不良漫画です。
©和久井健/講談社
不良漫画にタイプリープの設定を組み込むという斬新な漫画ですが、さすが「新宿スワン」を書いた和久井先生だけあってサスペンス要素が強く、緊張感が半端ないです。なので、常に続きが気になってしまいますね。
発売当初から各所で話題となっていましたが、漫画史に残る作品になりそうな予感・・・。
東京卍リベンジャーズを読む
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ナニワトモアレ / なにわ友あれ
作者 | 南勝久 |
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巻数 | ナニワトモアレ-全28巻 なにわ友あれ-全31巻 |
期間 | 2000〜2014年 |
出版 | 講談社 |
舞台は1990年代前半!大阪環状族のリアルな抗争に痺れる
環状族になればモテまくると知ったグッさんとマーボは、先輩が会長を務めるトリーズンに入会。
初めはナンパ目的だったはずが次第に走りの楽しさに目覚め、他チームとのエゲツない抗争を繰り返しながら成長していく物語です。
©南勝久/講談社
「ザ・ファブル」の南勝久先生のデビュー作なのですが、本人が環状族だったこともあってか、他の漫画と一線を画すリアルな緊張感が作品から伝わってきます。
初期はかなりギャグ要素が多めですが、話が進めば進むほど滅茶苦茶シリアスな展開が増えていくので一巻で止まらずに、是非読み進めてください!
ナニワトモアレを読む
ホーリーランド
作者 | 森恒二 |
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巻数 | 全18巻(完) |
期間 | 2000〜2008年 |
出版 | 白泉社 |
危険!読んだ後、自分も強くなったと錯覚してしまう漫画No. 1
自殺を考えるほど学校でイジメられていた、高校生の神代ユウ。
そんな彼がボクシングの教本で覚えたワン・ツーで不良を撃退した事をきっかけに「不良狩り」と呼ばれ、空手家の蹴りなどボクシングだけでなく色んな技を吸収しながら強敵を倒していく内に、夜の街でカリスマ的存在にまでなります。
©森恒二/白泉社
敵は武器を持ったヤンキーや、総合格闘家、柔道家など様々なのですが、それらと闘っている時に書いてある、作者の経験に基づく解説が癖になります。解説により、リアルさが増して緊張感が生まれるんですね。
この記事内のどの漫画よりも、読んだ後に自分が強くなった気がしてしまうので、その点は注意してください(笑)
ホーリーランドを読む
ギャングキング
作者 | 柳内大樹 |
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巻数 | 全37巻(完) |
期間 | 2003〜2021年 |
出版 | 講談社 |
主人公の言葉が重い!考えさせられる不良漫画
自分の体に彫り物を入れたエピソードや喧嘩の強さから、不良界で知らない者はいない、バラ学高校1年「和彫りのジミー」。
そんなジミーが世界一の彫り師になる夢を持ちながら、仲間のために戦ったり悩んだりして、人として成長していく物語です。
©柳内大樹/講談社
ジミーは超がつくほど繊細な性格のため、人一倍考えすぎてしまい、不良とは思えない言動が目立ちます(ブチ切れた時は不動明王の様な形相で暴れるので、喧嘩シーンは迫力満点)。
特に説教モードに入った時のジミーの言葉がメチャクチャ重くて、読んでいると考えさせられることが多々あります。
ギャングキングを読む
WORST
作者 | 高橋ヒロシ |
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巻数 | 全34巻(完) |
期間 | 2001〜2013年 |
出版 | 秋田書店 |
あの伝説の漫画『クローズ』の続編!なのに、これだけ読んでも問題なし!
携帯の電波が届かない村から、遠く離れた超不良校・鈴蘭男子高校に入学してきた月島花。
猛者ばかり集まるため、いまだかつて番長が存在したことがないこの学校で、恐れ知らずの花は名だたる不良達の前で堂々と番長になる宣言をした…。
©高橋ヒロシ/秋田書店
後で紹介する『クローズ』の一年後の話なので、前作のキャラも沢山出てきますが、前作を知らずに『WORST』単独で読んでも全く問題ありません!
武装戦線を筆頭に、鈴蘭の生徒以外にも主人公を超える魅力的なキャラがわんさかいるので、最初から最後までずーっと楽しんで読めます!
WORSTを読む
CUFFS 〜傷だらけの地図〜
作者 | 東條仁 |
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巻数 | 全32巻(完) |
期間 | 1997〜2005年 |
出版 | ゴマブックス |
まるでジャッキー映画!ド派手で見惚れてしまう戦闘シーン満載
喧嘩最強のチンピラ・九宝龍二が銃で撃たれて死ぬと、16才の息子(沢渡憂作)の体に乗り移ってしまい、第二の人生を歩むことに。
憂作はいじめられっ子だったのですが、中身が龍二になってしまった事を知らない同級生に因縁をつけられるも、秒殺!そこからは破竹の勢いで学校を制し、気がつけば日本中の不良どもに名前が知られるほどに・・・。
©東條仁/ゴマブックス
素手の闘いも物凄いスピード感があって面白いのですが、刀やヌンチャクが出てくることもあり、漫画とは思えない戦闘シーンは類を見ないほど華麗です。
ネタバレになるので詳しく言えませんがビックリするほど悲しい話もあったり、「不良」について考えさせられる作品でもあります。
CUFFS 〜傷だらけの地図〜を読む
爆音列島
作者 | 髙橋ツトム |
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巻数 | 全18巻(完) |
期間 | 2002〜2012年 |
出版 | 講談社 |
作者の体験に基づく、1980年代東京が舞台の超リアル暴走族漫画
不良仲間との縁を切る為に親に転校させられた、中学3年生のタカシ。
「不良」というほどでもなかったタカシだったが、転校先で知り合ったマニヨンと仲良くなったことをきっかけに、気づけば暴走族「東狂連盟ZEROS」の集会に顔を出すようになっていた。
©髙橋ツトム/講談社
髙橋ツトム先生の自伝的作品という事と高い画力のせいか、読んでるだけでその時その場所の出来事を体験してるかの様な臨場感!他とは一線を画すヒリヒリした空気を味わえます!
主人公がどういう思いで行動しているかなどの心理描写も秀逸で、抗争以外の話でもグッと引き込まれますね。
爆音列島を読む
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クローバー
作者 | 平川哲弘 |
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巻数 | 全43巻(完) |
期間 | 2007〜2015年 |
出版 | 秋田書店 |
喧嘩喧嘩の喧嘩三昧!これぞ王道不良漫画
喧嘩が超強くて友達想いだけど何故だかモテない、桃浜高校1年の「美咲隼斗」。
美咲が家庭の事情により小学校の頃住んでいた街に戻り、昔の仲間や新しい仲間との日常や喧嘩を描く青春不良漫画です。
©平川哲弘/秋田書店
正直、たった少しの話の為だけにめっちゃ強い奴がいきなり出てきたりと、感情移入できない使い捨てのキャラが多く、かなり行き当たりばったりな感じも否めませんが・・・美咲が戦ってきた最強レベルのライバル達と共闘し広島の超不良学校と喧嘩をする「紅葉神島喧嘩頂上決戦」は、この話の為にクローバーはあったんだと思えるほど、ぶち上がります!
ちなみに、主人公の人柄の良さは不良漫画ではトップレベルで、実際にいたら絶対に友達になりたいと思えるほど(笑)
クローバーを読む
QP
作者 | 高橋ヒロシ |
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巻数 | 全8巻(完) |
期間 | 1998〜2000年 |
出版 | 少年画報社 |
「クローズ」でお馴染み高橋先生の漫画の中で最強キャラとの呼び声高い男が主人公!
伝説のヤンキー・キューピーこと石田小鳥は、ある事件で少年院に送致されるも、出所後に真面目な生活を始めていた。
しかしそんな彼のもとに、暴力の世界に突き進んでしまった親友の我妻涼が現れて…。
©高橋ヒロシ/少年画報社
この漫画のカリスマ的存在である我妻涼がガッツリ裏社会の人間なので、アウトロー漫画おすすめ記事でも紹介している作品ですが、キューピーの中学高校時代の話は高橋先生らしさ全開の「ヤンキー漫画」として楽しめるのでこちらでも紹介します!
ちなみに、最終話でクローズファンにはたまらないキャラクターが登場するので、クローズ好きの方は必見です!
ランブル・フィスト
作者 | 野部優美 |
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巻数 | 全5巻(完) |
期間 | 2016〜2017年 |
出版 | 秋田書店 |
空手漫画と思いきや、ガッツリ熱い不良漫画!
盲学校に通う親友に対して、空手大会の決勝戦で卑怯な手を使って勝利した男にトイレで襲いかかるも、返り討ちにあった主人公・阿部克己。
強くなりたい一心で、最強のカリスマ「羽生大士」が運営する空手道場に入門しようと挨拶に行くが、いきなり抗争に巻き込まれ・・・。
©野部優美/秋田書店
主人公は全くヤンキーでは無いですが、羽生大士の過去エピソードから繋がる中国の不良チームとの抗争がヤンキー漫画好きにはたまらない!
そして何より『空手婆娑羅伝 銀二』などでお馴染み、漫画に出てくるような強者のオーラを持つ野部優美先生が描く喧嘩描写は迫力満点です。
ランブル・フィストを読む
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犬嶋高校行進曲
作者 | 小松大幹 |
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巻数 | 全3巻(完) |
期間 | 2004〜?年 |
出版 | 少年画報社 |
最強ヤンキーと最弱高校生たちの友情物語
中学生にもカツアゲされるほど舐められまくっている犬嶋高校(通称・ワンコー)の生徒たち。
そんなワンコーに喧嘩最強のサダキチが転校してきたことで、ヤラレっぱなしだった負け犬たちがヤンキー相手に立ち向かっていくように‥。
©小松大幹/少年画報社
知名度が高くない漫画ですが、裏主人公のミチロウを筆頭に犬嶋高校生徒たちが主人公に感化されて、男として成長していく様がかなり熱い!(サダキチの情の厚さと喧嘩の強さも最高)
これからもっと面白くなりそうだったのに、なぜたったの3巻で終わってしまったのか全く分からないです‥‥。
犬嶋高校行進曲を読む
ウダウダやってるヒマはねェ!
作者 | 米原秀幸 |
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巻数 | 全21巻(完) |
期間 | 1992〜1996年 |
出版 | 秋田書店 |
クレイジーなのにオシャレな空気が漂う異色の不良漫画
ヤクザと揉めたり強盗したりと、怖いもの知らずのコンビ、亜輝と直巳。
そんな2人が東京の桜城高校に入学し、新たに出来た仲間と共に、危険すぎる敵たちと闘う物語です。
©米原秀幸/秋田書店
米原先生がデザインの専門学校卒業生だからなのか、絵が繊細で美しく、そしてオシャレ!なので、キャラクターに妙な色気があるんですよね。
特に最高の好敵手であり、トップレベルで人気の高い「アマギン」なんてもう…。
ウダウダやってるヒマはねェ!を読む
箕輪道伝説
作者 | 米原秀幸 |
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巻数 | 全8巻(完) |
期間 | 1990〜1992年 |
出版 | 秋田書店 |
謎多き男現る!こいつは伝説の悪ガキなのか?それとも??
この街には昔から、箕輪道と呼ばれる「2メートル近い身長で、恐竜のように強く、刺繍の入ったガクラン」の悪ガキがいたという伝説がある。
ある日、強すぎるが故に周りから箕輪道と呼ばれる瀬田の前に、伝説の男によく似た特徴の男が現れ…。
©米原秀幸/秋田書店
読み始めた時はどう見ても瀬田が主人公の話だと思っていたので、箕輪の登場と、その圧倒的な強さにはビックリしましたね。。
米原先生の不良漫画と言えば、先に紹介した「ウダウダやってるヒマはねェ!」の方が有名で、箕輪道は知る人ぞ知る作品ですが、全8巻で飽きることなくサクッと読みやすいのでこちらも是非!
箕輪道伝説を読む
ギャグが面白すぎる不良・ヤンキー漫画のおすすめ7作品
Gメン
作者 | 小沢としお |
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巻数 | 全18巻(完) |
期間 | 2014〜2018年 |
出版 | 秋田書店 |
読まないと損!喧嘩あり、恋愛あり、笑いありで満足度MAX
「彼女できる率120%」と噂される、4つの女子高に囲まれた私立武華男子高校に転校してきた門松勝太でしたが、彼が入れられたのは問題児ばかりを集めたG組で・・・。
絶望的に不利な状況で仲間たちと彼女作りに命をかける、青春ヤンキーコメディです。
©小沢としお/秋田書店
小沢としお先生は「ナンバMG5」も半端なく笑えましたけど、Gメンはギャグのキレが激増しています!
なのでギャグ漫画のカテゴリにあってもおかしくないんですけど、主人公は見た目に反してめちゃくちゃ強く、喧嘩シーンがかなりあるのでヤンキー漫画としても超一級品です(終わり方も最高)。
Gメンを読む
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香取センパイ
作者 | 秋好賢一 |
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巻数 | 全11巻(完) |
期間 | 2002〜2006年 |
出版 | 秋田書店 |
空前絶後のアホ主人公に爆笑必至!隠れ名作漫画です
喧嘩は最強なのにアホすぎるせいで不良界にその名を残せない、北田高校2年の香取。
周りの迷惑も考えずに、本能のままに突き進む香取が主人公のドタバタヤンキーギャグ漫画です。
©秋好賢一/秋田書店
プロレス技を使うので喧嘩シーン自体が派手で面白いのですが、普通にやっていれば無傷で勝てるのにアホすぎて自ら怪我したりと、ハチャメチャで笑えるシーンが満載です。
この記事の中では恐らく圧倒的に知名度は低いと思いますが、純粋なギャグ漫画好きにも胸を張っておすすめできる作品です。
香取センパイを読む
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エンジェル伝説
作者 | 八木教広 |
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巻数 | 文庫全10巻(完) |
期間 | 1993〜2000年 |
出版 | 集英社 |
極悪顔のエンジェルハート!そのギャップに笑わされながらも癒される
天使の様な清い心と悪魔の様な極悪な顔をもつ、北野誠一郎が碧空高校に転校してきた。
その顔のせいで一般の生徒だけでなくヤンキーや先生たちにまで不良だと誤解され、気づけば不良界で超有名人になってしまうという学園コメディです。
©八木教広/集英社
漫画界一と言ってもいいほど主人公の北野くんは本当に優しい心の持ち主なのですが、何をしても何もしなくても、周りが危険人物認定してしまっているので、誤解されっぱなし(校長先生の誤解の仕方が異常w)!
北野くんと周りは、アンジャッシュのコントばりにすれ違い続けるのですが、その様が面白すぎます。
エンジェル伝説を読む
エリートヤンキー三郎
作者 | 阿部秀司 |
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巻数 | 第一部-全26巻 第二部-全25巻 |
期間 | 2000〜2010年 |
出版 | 講談社 |
まともな人間0!登場人物の壊れ具合に笑いが止まりません
県内全域に名を轟かす大河内一郎と大河内二郎の極悪兄弟が仕切る徳丸学園に入学してきた大河内家の末っ子、三郎。
あっという間に一年のトップに立った三郎でしたが、彼は本当はオタク気質な普通の高校生で・・。
©阿部秀司/講談社
初期は周りの不良たちが勘違いしまくって三郎を恐れる描写が面白いのですが、話が進むにつれて周りのキャラが異常に濃くなって笑えます!
金にがめつ過ぎる「河井」や三郎に惚れ込んでいる「石井」など、もはやヤンキーでもなんでもなくただの頭がおかしい人だらけになっていきますからw
エリートヤンキー三郎を読む
A-BOUT!
作者 | 市川マサ |
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巻数 | 全19巻(完) |
期間 | 2009〜2013年 |
出版 | 講談社 |
2010年代を代表するバカ不良マンガ
「戦闘地域」と言われるほど不良だらけの光嶺高校に、伝説を作るために転校してきた一年生、朝桐真之輔。
喧嘩は強いけど超自己中な朝桐と彼に翻弄される仲間たちによる、青春ギャグヤンキー漫画です。
©市川マサ/講談社
喧嘩シーンになると相当アツい展開が待っていたりするので、ヤンキー漫画としてももちろん読み応え抜群ですがギャグ漫画の方で紹介した方がいいかな‥と思うくらい、ギャグ要素も強めです!
特に日常回なんかは、クロマティ高校が好きな人には間違いなくツボるんじゃないかなと(笑)
A-BOUT!を読む
ヤンキー塾へ行く / 塾生★碇石くん
作者 | 荒木光 |
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巻数 | ヤンキー塾へ行く - 全4巻 塾生★碇石くん - 全4巻 |
期間 | 2011〜2015年 |
出版 | 講談社 |
○○を目指し本気で勉強する、最強ヤンキー!
地元最強のヤンキーで中学校3年の碇石は、たまたま出会った同学年の美少女・奈津美に惚れてしまい、彼女に好かれる為に塾に入り名門進学校を目指すことに。
高校進学後は不良との喧嘩を極力避けつつ、ある大きな夢を叶える為に猛勉強を続けていた。
©荒木光/講談社
主人公の碇石はほとんど喋らないんですけど、読み続けていると可愛く思えてきて、彼の夢を応援したくなります(笑)そしてこの漫画の裏主人公的な室田先輩のキャラが強烈で、彼が出てくるあたりから笑いの要素が一気に増えますね。
碇石は夢のため塾に通っているので、不良漫画らしさは薄めではありますが、ハラハラする喧嘩シーンも多々あるので、不良漫画好きでも楽しく読めます。
ヤンキー塾へ行くを読む
頂き!成り上がり飯
作者 | 奥嶋ひろまさ |
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巻数 | 全7巻(完) |
期間 | 2016〜2018年 |
出版 | 徳間書店 |
グルメと不良がまさかのコラボ!どちらの要素も高クオリティです
王森高校の第三十五代頭のメリケンに挑む、新一年生のケニー。
ボロクソにやられてしまったケニーは、喧嘩ではなく、得意の料理で全生徒の胃袋を掴んで、王森高校の頂きに立つ事を誓うのだった。
©奥嶋ひろまさ/徳間書店(リュウ・コミックス)
とんでもない設定が多い奥嶋ひろまさ先生の作品の中でも、ダントツで訳がわからない設定ですが・・・・これが面白い!
ギャグは当然絶品なのですが、料理漫画としても最高なのでお腹が空く時間帯に見ると危険かもしれませんね。。。
頂き!成り上がり飯を読む
伝説の不良・ヤンキー漫画のおすすめ8作品
ろくでなしBLUES
作者 | 森田まさのり |
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巻数 | 文庫全25巻(完) |
期間 | 1988〜1997年 |
出版 | 集英社 |
他の追随を許さない圧倒的な喧嘩描写と、ギャグ漫画並みの笑いのセンス
超弩級に喧嘩は強いけど、プロボクサー志望なのにルールもよく分かってないほど天然おバカな帝拳高校1年「前田太尊」。
上級生に「さん」付けで呼ばれるほど周りに慕われている彼の男気溢れる生き様や喧嘩、仲間との友情が熱い学園ヤンキー漫画です。
©森田まさのり/集英社
少年ジャンプで載せていいレベルではない喧嘩シーンもあり、特にフリーザに匹敵するほど絶望感を与えた最恐の敵「池袋の葛西」が行う、勝利の儀式は絵がリアルな分、ドン引き・・・。
しかし、そんな恐ろしい葛西たちと前田が力を合わせて戦う大阪抗争編はヤンキー漫画屈指の大バトルで、これを読まずにヤンキー漫画好きは語れないと断言できるほど素晴らしいバトルが見られます!
ろくでなしBLUESを読む
カメレオン
作者 | 加瀬あつし |
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巻数 | 全47巻(完) |
期間 | 1990〜2000年 |
出版 | 講談社 |
圧倒的ワードセンス&超ド級の下ネタに腹筋崩壊
喧嘩が激弱い上に中学までがっつりイジめられていた、矢沢栄作。
そんな「YAZAWA」が高校入学をきっかけに、ハッタリと圧倒的な悪運の強さだけでヤンキー界で成り上がる、サクセスストーリー。
©加瀬あつし/講談社
下ネタのオンパレードで苦手な人は苦手だと思うんですけど、とにかくワードセンスが半端ない!
1990年に開始した作品なので、ギャグに古臭ささを感じても不思議ではないんですけど、若い人が読んでも声を出して笑えるはずです(19才の子にすすめたら見事にハマってましたw)。
カメレオンを読む
クローズ
作者 | 高橋ヒロシ |
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巻数 | 全26巻(完) |
期間 | 1990〜1998年 |
出版 | 秋田書店 |
不良漫画界のカリスマ・高橋ヒロシが描く、90年代以降の不良のバイブル
中学で名を馳せた猛者ばかり集まるため、番長が存在したことが無い県内随一の超不良校・鈴蘭男子高校(別名カラスの学校)。
そこに突如転校してきた「坊屋春道」が主人公の、近代不良漫画の原点といっても過言では無い作品です。
©高橋ヒロシ/秋田書店
主人公の春道は、最高の男と言われるほど恰好いいのですが、彼と共に四天王と呼ばれる「武装戦線の九能龍信」「黒焚連合のブル」「鳳仙学園の美藤竜也」、春道のライバル「リンダマン」など、魅力的なキャラがわんさか。
そしてラストに現れる不良界最強の男「九頭神竜男」の存在感はまさにラスボスで、これ以上ない名バトルを繰り広げてくれます。
クローズを読む
湘南純愛組!
作者 | 藤沢とおる |
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巻数 | 全31巻(完) |
期間 | 1990〜1996年 |
出版 | 講談社 |
ブチ切れ喧嘩描写が凄まじい!GTO好きは必読です
あのGTOの鬼塚の高校生時代の話。
湘南最強の「鬼爆コンビ」とよばれる鬼塚英吉と弾間龍二が、恋にバイクに喧嘩に大忙しの、青春ヤンキー漫画です。
©藤沢とおる/講談社
元々ギャグ要素が多めの漫画だったのですが、GTOでもお馴染みの「冴島」との喧嘩以降、不良たちの言動や行動がヤバさを増していき、特に「暴走天使」との戦いはめちゃくちゃシリアスで怖いくらいです。
拳を交える喧嘩だけでなく、この漫画の特徴でもあるバイク対決にも注目してください。
湘南純愛組!を読む
BOY
作者 | 梅澤春人 |
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巻数 | 文庫全20巻(完) |
期間 | 1992〜1999年 |
出版 | 集英社 |
「無敵」といえばこの人!ろくブルと共にジャンプ黄金時代を支えたヤンキー漫画
世界征服を本気で企む天下無敵の高校1年生、日々野晴矢。
口だけでなくガチで無敵の日々野が、ゲスい奴らを完膚なきまでに倒しまくる、痛快ヤンキー漫画です。
©梅澤春人/集英社
一人称が「オレ様」だったり、仲間の事を「下僕」と呼んだり、喧嘩の時には背中からバッドやフライパンを出したりと、とにかく日比野が破天荒!
なのに、本当は誰よりも仲間想いだったりして、胸が熱くなるシーンがめちゃくちゃ多いです(皆の前ではふざけてばかりなのが格好いい)。
BOYを読む
今日から俺は!!
作者 | 西森博之 |
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巻数 | 全38巻(完) |
期間 | 1988〜1997年 |
出版 | 小学館 |
ドラマ化も大成功!世代も性別も問わず大人気の伝説的な作品です
全く同じ日に高校デビューをし、同じ日に転校してきた、
卑怯で手が早い金髪パーマの「三橋」と正義感の強いトンガリ頭の「伊藤」がW主人公の女性でも読みやすい学園コメディ。
©西森博之/小学館
まさかのテレビドラマ化が大成功で幅広い世代に知られている作品ですが、やはり漫画を読み返すと別格の面白さ(もちろんドラマも良かったですけどね)!
特に紅高の今井が出てくる回は笑いを保証されてるようなもので、ドラマでもあった廃ビルに閉じ込められる回なんて漫画史に残る面白さです。
今日から俺は!!を読む
BAD BOYS
作者 | 田中宏 |
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巻数 | 全22巻(完) |
期間 | 1988〜1996年 |
出版 | 少年画報社 |
広島弁が迫力満点!成り上がり系不良漫画
大金持ちのお坊ちゃんとして育てられてきた17才の桐木司が、美人家庭教師の一言をきっかけに不良になることを決意。
アツい仲間に支えられながらも本来持っていた狂気を爆発させ、やがて暴走族「極楽蝶」の八代目頭としてチームを広島ナンバー2へと押し上げていった。
©田中宏/少年画報社
ギャグ多めで面白いのですが、実はこちらの漫画…記事内で紹介しているどの不良漫画よりも、10代の話とは思えないほど人が死にまくります(汗)。
しかし仲間もライバルも本当にアツい人が多く、エグい話に耐性があれば、最初から最後まで一気読みできるほどハマるはず!続編の「BAD BOYS グレアー」もオススメです!
BAD BOYSを読む
BE-BOP-HIGHSCHOOL
作者 | きうちかずひろ |
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巻数 | 全48巻(完) |
期間 | 1983〜2003年 |
出版 | 講談社 |
漫画の枠を飛び越えた!80年代ツッパリ文化の代表
無敵じゃないけど喧嘩は強い、愛徳高校に通う短気なトオルと軟派なヒロシが主人公。
ボンタン狩りを筆頭に、数々のツッパリワードを生み出した、80年代のツッパリ文化を代表する作品と言っても過言ではない漫画です!
©きうちかずひろ/講談社
記事内で一番古くから連載していた作品ですが、若い人が読んでもガッツリと楽しめること間違いなし(特に喧嘩の話は)。
ただ、巻数は多めですが20巻あたりからは喧嘩がメインではなくなるので、不良漫画好きでまだ未読の方はまず20巻あたりまで読んでみましょう!
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おすすめの不良・ヤンキー漫画のまとめ
ヤンキー漫画は、掲載していた時代のファッションや流行りがわかるのも面白いですね。
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