裏社会漫画『スモーキング』の正直レビュー【あらすじ・口コミ】

漫画を買ったりレンタルする前は必ず誰かのレビューを読んでからにしているので、僕も誰かのために漫画レビューします!今回レビューするのはアウトロー漫画をお探しの方にオススメの『スモーキング』!

2018年にNetflixとテレビ東京がタッグを組んでドラマ化もされた本作ですが、個人的には復讐請負系漫画の最高峰だと思っております。

では早速、まだ読んだことがない方のために『スモーキング』のあらすじ・登場人物紹介と作品レビューを始めます!

『スモーキング』の詳細・あらすじ


©岩城宏士/講談社

作者岩城宏士
巻数新装版全2巻(完)
期間2015〜2017年
連載ヤングマガジン
出版講談社

ターゲットの刺青を生きたまま剥いでホルマリン漬けにして依頼人に渡すなど、残忍さで有名な「剥ぎ師」の左辺ジィを中心とした、4人の殺し屋集団「スモーキング」。

煙みたいに誰も素性がつかめないことから裏社会の中でそう呼ばれる彼らが、普段はホームレスとして生活しながら、ターゲットである裏社会の人間だけでなく、世に蔓延る悪人も裁きまくる物語です。

『スモーキング』の登場人物

佐辺重蔵


©岩城宏士/講談社

ターゲットの刺青の皮を剥がす「剥ぎ師(はぎし)」でスモーキングのリーダー。見た目や普段の言動からは想像がつかないが、麻酔を使わずに生きたままメスで刺青を剥がし殺害するなど、悪人に対しては非常に冷酷。

元々は腕利きの外科医だったとか。

ゴロ


©岩城宏士/講談社

素手で相手を潰す「潰師(つぶし)」で、地下格闘技の元チャンピオン。たった1人で20人近くの裏社会の人間を蹴散らせるほどの戦闘力を持つが、密かに弁当屋で働く女性に恋をするなどピュアな一面も見せる。

得意技は両手で相手の顎を掴み引き裂く「顎裂き」。

八丁


©岩城宏士/講談社

様々な武器や廃棄弁当など、とにかくなんでも調達する「物足師(ぶったし)」で、唯一の関西出身メンバー。情に厚く、子供達にも優しい。

調達するだけでなく、武器の扱いも超一流。

ヒフミン


©岩城宏士/講談社

暗殺に使う劇薬や治療のための生薬を作り出す「薬罪師(やくざいし)」。25歳だが中身は純粋で、子供たちからは「コドモオジチャン」と呼ばれ慕われている。

子供達に危険が及ぶと感情的になり過ぎるのを、仲間に心配されてしまう。

『スモーキング』のレビュー・感想・魅力

どストレートに過激なアウトロー漫画ですが、実はヒューマンドラマとしても完成度が高い

スモーキングのメンバーの、情に溢れた行動や言葉に胸が打たれることも多々ありますので、グロさに耐えることさえできるのなら、アウトロー漫画好き以外にもオススメできますね!

ちなみに、この漫画を読んで魅力的だなと思った所は特に下記の二点でした。

  1. 独特な拷問方法や戦闘描写
  2. 圧倒的ダークヒーロー感

独特な拷問方法や戦闘描写


©岩城宏士/講談社

左辺ジィお得意の「生きたまま刺青を剥ぐ」だけでなく、強力な酸を溜めた風呂に入れるなど、拷問方法はかなりエグ味が強い!もちろんそれだけでなく、武器を使わずに体一つで相手を壊しまくるゴロの戦闘シーンもかなり熱いです。

アウトロー漫画好きなら全く問題ないと思いますが、エグい描写が苦手な人は絶対に読んだらいけない作品ですね(汗)

圧倒的ダークヒーロー感


©岩城宏士/講談社

基本的にはスモーキングは仕事として、裏社会の人間から殺しの依頼を受け、裏社会の人間を消していきます。しかしそればかりじゃないのが、この漫画の面白い所!

優しいと言ったら語弊があるかもしれませんが、スモーキングの面々はとにかく人様に迷惑をかける悪党が大嫌いなので、仕事として依頼を受けたわけじゃなくても、悪党は徹底的に懲らしめます

なので拷問方法はエグいですが、スモーキングに拷問される人たちは吐き気がするほどの悪人がほとんどなので、読み終えた時は割とスッキリする話が多いんですよね。たまにホッコリすることも(笑)

『スモーキング』のまとめ

アウトロー漫画『スモーキング』のあらすじ・登場人物紹介と作品レビューをしましたが、いかがでしたでしょうか?

スモーキングは2冊(新装版)で完結していますが、主要メンバーを入れ替えた続編のスモーキング・サベージは現在も連載中。気になった方はそちらも是非!

スモーキング

作者岩城宏士
巻数新装版全2巻(完)
期間2015〜2017年
出版講談社

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