裏社会漫画『魔風が吹く』の正直レビュー【あらすじと感想】

漫画を買ったりレンタルする前は必ず誰かのレビューを読んでからにしているので、僕も誰かのために漫画レビューします!今回レビューするのはクライムサスペンス漫画をお探しの方にオススメの『魔風が吹く』!

アウトロー感漂う空気の中にシュールな笑いを混ぜてくる漫画なので、ウシジマくん好きにはたまらないはず!

では早速、まだ読んだことがない方のために『魔風が吹く』のあらすじ・登場人物紹介と作品レビューを始めます!

『魔風が吹く』の詳細・あらすじ


©円城寺真己/集英社

作者円城寺真己
巻数全5巻(完)
期間2018〜2019年
連載ヤングジャンプ
出版集英社

震災の爪痕が残るK県で、詐欺グループの手伝いをするなど荒んだ生活を送っている堺翔平に、自動車工場を営む中学時代の友人・木村から「工場の台風の準備を手伝って欲しい」と電話がある。

工場に向かった堺だったが、そこには若い女性の死体があり、しかも何故かその場に同席していた詐欺グループのトップに死体遺棄を強要されてしまう。

死体を川へと遺棄した堺だったが、後日被害者の父親に犯行がバレてしまい…。

『魔風が吹く』の登場人物

堺 翔平


©円城寺真己/集英社

20代前半の青年で、本作の主人公。詐欺グループのトップから女子大生の死体遺棄を強要されたのをきっかけに、被害者の父親である上遠野から狙われ、下腹部にスマホを埋め込まれる。

キャバ嬢の愛梨と同棲中。

上遠野


©円城寺真己/集英社

医師で、堺翔平が川に遺棄した女子大生の父親。娘の仇を討つために独自で犯人を追い、堺が犯人である事を突き止める。

「もう一人殺して死刑になるように」と堺に命じる。

木村 武彦


©円城寺真己/集英社

堺翔平の中学校時代の友人で、現在は自動車工場を営んでいる。堺に、女子大生の死体を遺棄するようお願いする。

中学生の頃から髭が濃かったらしく、今ではモジャモジャ。

番頭


©円城寺真己/集英社

堺翔平が手伝っていた詐欺グループを仕切る男で、番頭と呼ばれている(本名は不明)。堺に女子大生の死体遺棄を強要する。

何故、木村の自動車工場にいたのかは不明。

アナ


©円城寺真己/集英社

オレオレ詐欺をしている半グレ。

番頭と因縁があるらしく、番頭への復讐の機会を狙っている。

『魔風が吹く』のレビュー・感想・魅力

たった5巻で終わりですが読み応え抜群!クライムサスペンス好きだけじゃなく、アウトロー漫画好きにも胸を張ってオススメできるドキドキハラハラが止まらない良作です。

ちなみに、この漫画を読んで魅力的だなと思った所は特に下記の三点でした。

  1. 予想の斜め上をいく展開
  2. シュールな笑い
  3. 番頭のカリスマ性

予想の斜め上をいく展開


©円城寺真己/集英社

女子大生は「誰に」「何故」殺されてしまったのか…?この漫画の核となる女子大生死体遺棄事件の謎が解けていく過程が素晴らしい!

誰も想像できない様な、予想の斜め上をいく展開に驚くはずです。

シュールな笑い


©円城寺真己/集英社

冒頭でも軽く触れましたが、ウシジマくん的なアウトローな空気感とシュールな笑いの組み合わせが好きな人にはたまらない作品です。

最初の2話あたりまでは「おっ面白そうなサスペンスだな」くらいに思ってたのですが、3話目あたりから入るシュールなギャグが個人的にツボ!シリアス場面でも唐突に笑いを入れてきます(笑)

番頭のカリスマ性


©円城寺真己/集英社

主人公の最大の敵となる番頭は、口数は少ないですが常に誰よりも優位に立ち、とにかく頭の回転が早い!

しかも端正なルックスに加えて妙な色気もあり、残虐さも作中ナンバーワンなので、隙が一切見当たらない!まさにカリスマ的な存在感で作品に緊張感を与えてくれます。主人公がそんな完璧超人とどうやって戦っていくのかも見ものです。

『魔風が吹く』のまとめ

クライムサスペンス漫画『魔風が吹く』のあらすじ・登場人物紹介と作品レビューをしましたが、いかがでしたでしょうか?

もしこの記事で興味を持って、作品を読んだら、Twitter(@emoyan_stone)からでも感想を頂けたら嬉しいです!

魔風が吹く

作者円城寺真己
巻数全5巻(完)
期間2018〜2019年
出版集英社

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